Q、魚を買ってきても、すぐ死ぬのですが何故でしょう?
A、水が出来ていないからです。
魚が生きていける環境と、きれいな水は違います。魚が生きていける、いわゆる「生きた水」というのには、ろ過バクテリアが存在します。
魚を飼育していると、魚の排泄物や餌の残りから出た「アンモニア」が蓄積されます。新しい水にはろ過バクテリアがいない(または少ない)ので、アンモニアがドンドン蓄積され、やがて致死量に達すると魚が一斉に死にはじめます。
ろ過バクテリアはアンモニアを分解し、やがて無害な硝酸にします。
Q、「生きた水」はどうやって作ればいいんですか?
A、バクテリアを外から補充するのが一番です。
ろ過バクテリアは魚を飼っていると徐々に増えますが、新しい水槽ではろ過が追いつきません。そこで一番良い方法が、すでに状態の良い水槽から砂利またはろ過材を移植するという方法です。
ろ過バクテリアは水槽の砂利やろ過材に多く存在します。それらを洗わずに、新しい水槽に移植するのが一番です。
Q、バクテリアを移植するときの注意点は?
A、カルキを抜いておいてください。
ろ過バクテリアはカルキ(塩素)に非常に弱い生き物です。新しい水にカルキがあると、せっかく移植したバクテリアが死んでしまいますので、塩素中和剤を混ぜたり、一晩汲み置きした水を使うなどして、カルキを抜いておいてください。
ちなみに塩素中和剤は種類にもよりますが、混ぜても15分以上おいてください。
Q、バクテリアが繁殖している水槽が無いのですが?
A、いくつか方法はあります。
ろ過バクテリアは魚を飼っていると徐々に増えます。なので本格的に魚を飼う前に、2週間ほど水質の悪化に比較的強いちょびうおを数匹入れておくと、生きた水が出来ます。
また早く魚を飼いたい方は、市販でろ過バクテリアが売っていますので、少々高価ですがそれらを入れても良いですが、当社で実験した結果、効果のほどは(?)でした。
ちなみに当社のセット製品には、「バクテリア繁殖済みの砂利」が含まれていますので、爆エリア繁殖面に関しては安心して魚を入れることができます。(ただし購入した市販の熱帯魚が病気であった、などの場合は、バクテリアで解決はできないのでご注意ください。)
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